漢方薬と言えば中国とイメージされる方もいらっしゃいますが、実は日本独自で発展した日本の医療のひとつです。
からだのバランスを整え、その人それぞれの症状に合わせ調合します。
植物、動物、鉱物の中で薬効を持つ「生薬」と呼ばれるものを組み合わせて処方調合したものが漢方薬になります。
漢方薬を肉じゃがに例えると生薬はじゃがいも、牛肉、ニンジン、こんにゃくなどの食材となります。
近年はエキス顆粒剤が多いですが漢方薬本来の効果や良さは煎じ薬の飲み方です。

漢方薬とは

漢方医学と西洋医学の違い

漢方医学西洋医学

漢方医学か西洋医学どちらかに絞って治療しなければいけないというわけではありません。症状によっては併用するとよい場合もあります。

漢方薬の種類と正しい飲み方

漢方薬の飲み方には下記のようなものがあり、用途に応じて使い分けができます。
おすすめの効果がより期待できる漢方薬師堂のアルミパック煎じ薬です。

剤形 製法
煎じ薬のイメージ 通常の煎じ薬 生薬を熱湯で煮出すことを煎じると言い、煮出した液体が煎じ薬になります。
煎じ薬のイメージ 漢方薬師堂の
煎じ代行後の煎じ薬
専用の抽出機で生薬を煎じるため通常の煎じ薬よりも有効成分量が高く、アルミパックにて1回ずつ分包するため携帯にも便利で簡単に飲めます。
顆粒(エキス剤)のイメージ エキス顆粒剤 飲みやすい形態のため広く使われていますが、工場で煎じ薬から作成する際に成分がたくさん抜けてしまうことがデメリットです。
散剤のイメージ 粉末(散剤) 生薬を粉砕して粉末にし混ぜたものです。
丸剤のイメージ 丸剤 散剤に水分やハチミツなどを加えて丸い粒状にしたものです。
錠剤のイメージ 錠剤 粉末をそのまま錠剤にしたタイプやエキスや賦形剤などを加えるタイプなどがあります。

漢方の効き方と気血水

からだは「気、血、水」という3つの要素から構成されており、バランスが重要となります。この3つの要素のバランスが崩れると、からだの不調が出てきます。放っておくと悪化し病気などを患うことが多いです。漢方はそうしたバランスの崩れを解消し、からだを正常な状態に戻す働きをします。わかりやすい例は「冷え」です。「冷え」があると寒気や便秘などのいろんな不調が現れますが、「冷え」を正常の状態に戻すと改善されます。

気血水

気血水の乱れと漢方の効き方

からだの状態は気血水以外にも五臓六腑や陰陽虚実という考え方などを総合的に判断していきます。

あなたのからだに合った漢方薬

症状や体質に適合したあなたのからだに合った漢方薬

エキス顆粒剤エキスなどの市販の漢方薬は組成(生薬の組み合わせ)が決まっていますが、症状は人それぞれ違います。
漢方薬師堂では患者さまの症状ごとにあなたのからだに合った漢方薬を選定し、調合します。
また、高圧煎じ薬抽出機で煎じるため抽出濃度の高い漢方薬をお作りできます。
漢方薬は複数の生薬で作られていますので例をあげて説明します。

便秘Aさんの漢方薬の場合

漢方薬師堂はしっかりとした相談内容をもとに1番適切な漢方薬を選定し、お作り致します。 物によってはエキス顆粒剤、粉末(散剤)、丸剤もご用意できますが効果に優れる煎じ薬、煎じ代行をおすすめしています。
※薬局製剤製造販売の許可に基づき、漢方薬を作成します。