西洋薬と違い、漢方薬にはなぜいくつもの効能・効果(働き)があるのですか?

漢方薬は、飲まれる方の体質や現在のからだの状態、症状の現れ方など(漢方でいう証)から、総合的に判断して漢方薬が決められます。

したがってからだに合えば、幅広い病状・症状に適応することになり、いくつもの効能・効果が期待できるのです。

例:住宅地の近くに川が流れています。

大雨が降り、川が氾濫しました。水が住宅地に押し寄せ、上下水道のパンク、床下浸水での腐食、自動車の故障など起きました。

西洋薬の対応:川を止め、上下水道のパンクを直し、床下のメンテナンス、自動車の修理を行いました。

起きた問題4つに対し、4か所で対応します。

しかし、川を止めているため、どこかに不具合が出てきます。

川を流せば、また氾濫がおきますので4つの問題と新たに出てくる問題(土砂の除去など)の対応に追われます。

漢方薬の対応:川は流し、堤防を高くして氾濫の回数を減らします。氾濫回数が減ったことで上下水道、腐食、自動車も落ち着きます。

全体をとらえ、原因を見出しそこに対応します。

無理やり川を止めているわけではないので効果は穏やかかもしれませんが溢れる水量は減り、徐々に生活は戻ってきます。

1つの改善でたくさんのことが抑えられます。

 

漢方薬師堂はカウンセリングを行ってから体質に合った漢方薬をご提案します。

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