漢方と女性の相性
漢方では、昔から月経と女性の不調との関係について注目しており、月経が乱れる原因とその治療法について、さまざまな研究がなされてきました。
実際、江戸時代の末期に漢方治療について書かれた本には、「婦人の病気を治すにはまず月経のことをよく聞くこと」との記述があります。
漢方で見る
漢方の考え方では、気・血・水のバランスが取れている状態が心身共に健康であり、これらの1つ、あるいは複数が異常をきたし、3つのバランスが乱れると、病気や不健康な状態を招くという考えです。
月経痛(生理痛)や月経困難症(生理不順)は、主に「血」、つまり血液や血液循環の異常で起こるととらえています。
血の異常には、血行が滞って血行不良になる「お血(おけつ)」と、血が不足した「血虚(けっきょ)」があります。
タイプ別で考える
お血では血行が悪くなり、生理前に血がたまり、生理痛や肩こりがおきます。
血が不足する生理痛は生理に必要な血を準備できないため、生理不順や生理痛、貧血などがおきます。
また、「お血」、「血虚」によってもたらされるさまざまな不快症状、不調も一緒に解消されることも少なくありません。
「血虚」の症状としては他に不妊、便秘、冷えなどもありますが同時に解消できます。これが西洋薬と大きく違う点といえるでしょう。
よく使う漢方薬
・当帰芍薬散・・・貧血、冷え
・桂枝茯苓丸・・・肩こり
・温経湯・・・冷え、おりもの
他にも多数あり、症状、体質により選ぶ漢方薬が違います。
漢方薬師堂はカウンセリングを行ってから体質に合った漢方薬をご提案します。
漢方薬を煎じるのが面倒という方は煎じ代行をご利用ください。