漢方でいう体力って何?
漢方薬を選ぶ場合、体力がどの程度あるかによって選択する漢方薬が違います。
体力のあるなしの見方で効く、効かないがはっきりするので非常に重要です。
例:風邪の場合
・発熱がある
発熱する場合は比較的体力があります。
・発熱がないが鼻水がずっと出ている
自分で発熱し、免疫力を高めることができない人、体力がない方です。
これだけでは判断できませんが体力がある人用の漢方薬、ない人用の漢方薬を選びます。
体力あるなしの基本的(数字的)な分け方、表現
体力ある人を5、体力ない人を1
5段階(5~1)で分けます。
見た目で判断する体力あるなし(5~1)
・体力ある(5、4)
身体つきがっちり、声がでかい、目力がある、冷飲食を好む、薄着、早食い、急速に病状があらわれる、風邪の抵抗あり等
・体力ない(2、1)
華奢、声が小さい、目力がない、温飲食を好む、厚着、食が細い、風邪をひきやすい等
・体力普通(3)
上記のどちらでもないことが多い
*基本的に子供は体力があり、年配の方は体力がない傾向にあります。
個人の独断での判断は危険な場合もありますのでご相談ください。